みなさん、「シュール」という言葉をご存知でしょうか。
言葉も知っているしニュアンスもなんとなくわかるけど、改めてどういう意味かといわれると結構答えるのは難しいのではないかと思います。
この「シュール」という言葉の語源はフランス語の「シュルレアリスム」(surréalisme)であるとされています。
シュルレアリスム自体は20世紀初頭にフランスで起こった文学・芸術運動のことを指していて、「超現実主義」と訳されたりします。
その意味するところは理性から離れて無意識的な心の動きを探求するみたいなところにあったりするわけですが、その辺の話はさておき、言葉尻(位置的には頭ですが)だけをとると「シュール」というのは「超現実主義」の「超」にあたるわけです。
ということは、「その絵、シュールだね」みたいな発言をそのまま置き換えると「その絵、超だね」ということになりなんだかよくわかりません。
まあそもそも日本語でいうところの「シュール」はもはや元々のシュルレアリスムの意味からは違って独自の意味を持った別の言葉になっていてシュルレアリスムという言葉と置き換えられない状態になっているのだからそんなこと言うだけ野暮ではないか?という意見もあるかと思います僕もそう思います。
「『シュール』には『超』って意味しかないんだから『シュルレアリスム』って言わなきゃ意味ないぜw」
みたいにいう塵芥がもしいれば僕はきっと
「『スーパーマーケット』のことを『スーパー』と呼んだことがない人だけ石を投げなさい」
と言いながらそいつに石を投げるでしょう。まあ僕も「スーパーマーケット」なんて単語はミスチルのアルバム名を言うときくらいしか口にした記憶はないですが。
しかし「スーパーマーケット」という名前自体もよく考えると凄い名前ですよね。よほどスーパーだったのだと推察しますが、当時の人が今のイオンとか見たら宇宙開闢と見紛うかもしれません。
それはさておき、こんな感じで「普通に意味は通じてるけどよく考えるとそこの単語だけとったら意味わかんなくね?」という単語というのは結構身近に溢れていて面白いなと思ったのでここにまとめてみたいと思います。僕が見返すように。
それではどうぞ。
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